中村衣里のピアノ日記♫

ピアノのこと中心に書いています

種田先生の命日

種田先生の命日

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こんばんは!



寒いですね

そして私なんだか花粉症が到来してきたような予感が…!



もう今年も始まり2月になりました。

2月3日は、

種田直之先生の命日。




先生が亡くなり早5年…



時間というのはどんどん過ぎていきますね!



五年前のこの日、私はもぬけの殻になりました…



師弟関係というのは、こういったことがあるということも学べましたよね。


こんなに悲しくツライ出来事なんか存在しなくていいのに、と、強く思いました。


でも、時が経つと、そういった出来事でさえ、風化していったりするものかもしれません。


私が種田先生に学ぶことが出来ていた10年という宝物の時間は、ピアノを深く、貪欲に、学ばせていただいていました。


種田先生のご指導は、とても丁寧で、細かくて、わからないことにはとことん説明をしてくださいました。



楽曲分析を深くし、音の出し方などなど深くレッスンをしていただいていました。



筋トレをレッスン中にさせられたりもしました。


いろいろなアプローチでのレッスン方法で、レッスンをしていただき、為になることが出来ました。




一流の演奏家のお話もたくさんしてもらいました。

そして一流の演奏家である種田先生自身の人生のお話もたくさんしてくれました。


今ではピアニストの登竜門的なコンクールの、ドイツで開催されているエトリンゲン青少年国際ピアノコンクールは、

「ちょっとやってみようかな」

という気持ちから立ち上げたみたいで、

もしあまり参加者がいなければ、数年で辞めようという気持ちもあったみたいです。



種田先生は、コンクールを立ち上げてからずっとコンクールの監督をされ、カールスルーエ音大で教授をされ、32年間ドイツで過ごし、ドイツで生涯を終えようと考えてもいたようです。


ですが、いろいろなご縁から60歳代になってから日本に来られたそうで、

私は種田先生に出会い、学ぶことが出来ました。


種田先生のご指導は、

レッスン初日から、とても感動したことを今でも覚えています。

種田先生のレッスンを初めて受けたのは、父の亡くなった2週間後のことでした。

父の死は、悲しく辛かったですが、その感動が私に希望を与えてくれました。



種田先生には感謝の気持ちでいっぱいです。


私がこれまで学ばせていただいたことを、

私の生徒たちには全力で伝えていこうって思います。